【TCP技術入門】ネットワークの勉強をしてみる。
なぜ読もうと思ったのか
そもそも僕自身はweb系を中心としたシステム開発をしています。お仕事として開発している分それなりに、プログラミングの知識はついてきているが、インフラ系の知識がかなり弱いなぁという実感はありました。
そもそも、システムエンジニアやプログラマーはシステムの人間として一括りにされやすく、実はPCのことやインフラについては詳しくなかったりする。(ある程度はわかるよ。。)
インフラに関しては、仕事場でも、webアプリを開発するプログラマーとネットワークなどのインフラを担当するネットワークエンジニア等それぞれ分けられていることが多いです。
僕はありがたいごとに?インフラ系の業務もやらせてもらう機会が多かったのですが実際はよくわっかていませんでした。
そこでインフラの勉強しないと!さらには、なんとなくセキスペの勉強までしたいなぁと思ってしまいました!
そこでまずは基礎からだ!と思い、タイトルに”入門”とついているこの本を選びました。
どのレベルの人が読むべきか
この本は入門とついているだけあって、TCPの仕組みやOSI参照モデルTCP/IPの基礎的な部分をわかりやすく解説しています。
但し、ページが後半に行くにつれやや難しくなっていく印象でした。
それでも、入門書としてはとても素晴らしく、TCPの概念を掴むにはもってこいです。
この本はネットワーク初心者から中級者にとってTCPに関する理解を深めることができる一冊となっています。
ネットワーク初心者(僕。)は1回読むだけでなく、再度読み直すことで知識を定着できるかと思います。
本書ではwiresharkというネットワークの監視ツールを実際に利用しながらの解説がありますが、僕はwiresharkを今回初めて利用したので、全てを理解するには至らなかったのでまずはwiresharkについて勉強してから再度、読み直そうと思います。
今度読もうと思っている本
何が学べるのか?
この本では、上記した通りTCPの基礎から、TCPの成り立ちから現在の技術、そしてこれからの技術(5G,Iot,自動運転..)への展開を知ることができます。
ネットワーク通信がOSI参照モデル/TCP/IPモデルでホストクライアント間で実際にどのようなルートで処理がされ、各層ではどのような処理がされているのか、端的にまとめられています。
OSI参照モデル等は、IT関連の試験でよく問われるものの暗記レベルの知識だったのが正しい知識として自分の物になっていくのが読んでてすごく楽しかったです。
また、本書ではwiresharkやns-3のネットワーク監視ツールを使った、実際のネットワーク通信の解析のしかたを学ぶことができます。
wiresharkやns-3はvagrantファイルがgithubに上げられているので、本書の指示通りgithubから取得するだけですぐに利用できる環境が用意されています。
どう活かせるか?
今まで開発のなかで経験していた、なんか繋がらないなぁって時はアプリ側のログを確認するしか原因の分析ができませんでした。
アプリ側のログで原因が特定できなかった場合は”秘儀・再起動”以外に解決の方法がありません。(僕の場合は。)
本書に記載のあるwiresharkの使い方をマスターすることでネットワークの監視及び解析ができるようになり、これまで以上にエラーの解析の幅を増やすことができると思います。
是非読んでみでください!